朱鞠内湖(北海道)
投稿日:2010/10/09

紅葉を訪ねる’10 寒い北海道の中でもー20度を
下回る日が最も多い極寒の町、幌加内(ほろか
ない)町にある日本最大の人造湖、朱鞠内
(しゅまりない)湖を訪ねました。

◆ 公共交通機関での行き方 ◆
 朱鞠内湖は北海道雨竜郡幌加内町にあります。JR宗谷本線
 名寄駅からジェイアール北海道バスの深名線「幌加内」行に
 乗って56分、三股で下車し湖畔までは徒歩約15分です。
 夏場は湖畔まで乗り入れていますが、紅葉の季節には三股
 で降りて歩く必要があります。バスは1日4往復です。
 幌加内では深川駅へのバスに接続(といっても着いたバスが
 そのまま深川行になるのですが。。)しているので、深川駅
 から朱鞠内湖に行くこともできます。深川から三股までは
 幌加内での接続(休憩)を含めて2時間ちょっとかかりますが
 途中の紅葉などの景色も抜群なのでお勧めです。
 札幌方面からの場合は、旭川行の特急が30分間隔で
 あるので深川駅からのルートの方が便利です。  
 朝一の旭川行の特急に乗ると10時前に三股に着くことが
 できます。

日本の最低気温の記録 -41.2度を昭和53年2月に記録した
のは、朱鞠内湖の湖畔にある母子里(もしり)というところで、
普段の冬でも、この朱鞠内湖周辺の地域は日本で最も寒い
場所なのだそうです。関東人の私にとって、-10度くらいまで
なら何となく想像もできますが、-41度というのは想像をはるか
に超えてしまっています。一体どんな感じなんでしょ??

「朱鞠内」という地名は美しい響きがあって素敵ですが、これは
アイヌ語のシュマ・リ・ナイ、「石・高い・川」を繋げた言葉といわれて
います。そんな朱鞠内湖はダムによる川の堰き止めにより出来た
人造湖なのですが、なぜか湖の中には島が点在し、深く入り
組んだ湾などもあって、それがとても美しい景観をつくり出して
います。通常、ダム湖というと川が堰き止められ大きな水溜りの
ような湖ができている。。という印象があるのですが、地図で
みるとよく分かるようにとにかく、ギザギザな形をした湖で
自然湖のような感じです。

そしてその広さは人造湖としては日本一で、第2位である徳山
ダムの2倍以上もあるそうで、たぶん今後抜かれることはない
だろうといわれています。。

今回は深川から幌加内経由で訪れてみました。途中、ほとんどの
区間、乗客は私一人だったのですが、行きも帰りも同じ運転手
さんで、この人がまた話好きでずっといろいろな話をしてくれ
ました。1995年まで道路沿いに走っていたJR深名線の廃線跡
の説明やら、幌加内の歴史やら、おまけに嫁さんの斡旋まで
されてしまいました。^^);;
途中の山々の紅葉もピークを迎えていて、とても楽しいバスの旅
になりました。。

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◇訪問日: 2010年 10月 9日

■ 朱鞠内湖1


■ 朱鞠内湖2

■ 朱鞠内湖3

■ 朱鞠内湖4

■ 朱鞠内湖5

■ 朱鞠内湖6

■ 朱鞠内湖7

■ 朱鞠内湖8

■ 朱鞠内湖9

■ 朱鞠内湖10

■ 朱鞠内湖11

■ 朱鞠内湖12

■ 朱鞠内湖13

■ 朱鞠内湖14

■ 朱鞠内湖15


◎ 朱鞠内湖

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